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2004年11月08日

日医研クラブ経営研究会から その2

 電子カルテ導入の意義は医療機器や建物のように直接利益に結びつくものではなく、効率化や情報の共有化といった間接的に利益をもたらすものであり、目に見えて効果がすぐに出ないためにややもするとその導入コストや導入から定着までのかける人的エネルギーを考えて尻込みする病院が多い。導入した結果、導入に最もネックとなりそうだった医師達がその利便さに大いに意義を認め、患者さんも画面に示された今までの病歴、わかりやすい図表や画像を見ながらむしろ積極的に医療に参加するようになったと好評を得ている。但し医師には殆どキーをたたくことなく、マウスで検索する方法を大いに取り入れている。また、看護士、リハビリ、薬剤師などもカルテに書き込み、情報の共有化が行われ本来の一致協力するCo-メディカル機能が発揮できた。
そして人によりカルテの書き方や文字の読みにくさなども解消された。さらにもっと進化したところではマーケティングや経営に関するデータベース作りと経営管理にも大いに役立てているとのことであった。(つづく)

投稿者 noguchi : 2004年11月08日 10:25

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