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2004年12月14日

損と得

 時々人からあなたは人が好いねと言われることがあるが、この言葉の裏には他人に対して得にもならないいや、損をしてまでも何かしてあげることに対するあざけりが含まれている。言い換えればお人よしと同義語に近い。このことは商売において損得勘定、利のないことは行わないというのが鉄則であり、常識とされている。しかし、地域で信頼され繁盛している企業をみるとこれといった製品やサービスの開発にお金をかけ、またお役に立とうと職員が精一杯気心を働かせるところであり、気心はギブアンドギブ、製品は原価を除いてギブアンドテイクである。テイクアンドギブ テイクアンドテイクの企業は淘汰されるのが世の習いである。
 「損して得とれ」と良く言われるが、得を期待して損をするという下心があるとうまくゆかない。気働き、心遣いはいくらしても実損をすることはない。使い過ぎて死ぬこともない。相手が喜ぶ顔をみるのは大変うれしいものである。

投稿者 noguchi : 2004年12月14日 08:46

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