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2004年12月20日

一、いち、ひとつ、はじめ

 一と二とや物のはじまり、原点という意味で私の大変好きなことばであり、数である。これしかない。競争して勝ったナンバーワンでなく、これしかないオンリーワン、ひとりひとり一つ一つ 比較しようのないそれが貴重な存在としての一である。

 一のついた言葉には良い意味が多い。一途、一念、一筋、一番など孤高な感じさえ受ける。人の名前でも一(はじめ)、一郎、一人、正一、幸一、誠一、喜一、太一など親がそうあって欲しいという切なる願いで付けられたせいか、大成している人が多い。

 それに比べて一人よがり、一人芝居、ひともんちゃくは人から疎まれ、一人相撲やいちかばちか(サイコロバクチの丁が一、半が八、バチ罰となった)は孤立してさびしい響きがある。人はそもそもあらゆる他のものとの関わりであらしめられて存在する万法と一体としてあるものであり、その一体で行動することによりその人らしさ本来の行動となる一如の私でありたいものである。

投稿者 noguchi : 2004年12月20日 10:24

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