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2005年02月21日

サプリメントに思う

先般私が理事長を務めるNPOイーマ(健康で生き生きとした社会づくりを目的とする)の例会において代替医療とサプリメントについて廣瀬輝夫(前 米国ニューヨーク州立医科大学教授)先生にご講演をいただいた。

今日米国では西洋医学ばかりでなく、代替医療として中国医学(漢方薬、鍼、気功)印度のアーユルベーダ(食療法、薬草)アラブのユナニ(温浴、薬草)ギリシャローマのアロマ(香料、マッサージ)英のオーラソーマ(色、光)などの伝統医学、民族医学さらにはホメオパシーカイロ、オステオパシーの新興医学も加わって西洋医学を補う相補医療として用いられている。また、サプリメント(成分を抽出した、食品と医薬品の中間で栄養機能食品としてビタミン類やミネラル)や特定機能食品(菌類、茶、ホルモン剤)も社会的認知を得て治療から予防、健康へとニーズが移ってきている。但しEBM(証拠に基づいた医療)からみれば、効果は30%程度と考えられ、また中には併用すると返って体に害を及ぼすことも考えられるとのことで、西欧のような自己責任を持たない日本では混乱が生じるであろう。

投稿者 noguchi : 2005年02月21日 09:13

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