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2005年03月28日

欧米の医療事情

最近2人の米国で活躍する医師、また独や英仏で学び帰国して活躍する若手医師と個別に会って聞く中で、私なりに今後の予想をしてみた。

我が国の医療は西洋医学として戦前は独から移入し、戦後は米国より移入され今日に至っている。そのために今日医師の研修や留学は米国を中心に行われているが、こと臨床医師として米国で実務につくには語学の問題、米国の医師ライセンス取得の困難さ、定住の難しさなどが障壁となって以前に比べて大変狭き門になっている。

その点、欧州では日本の医師免許があれば、現地で現地の医師が横についていれば臨床行為ができるので今後ごく一部の最先端医療を除き留学、研修先はヨーロッパに替わるのではないかと思われる。又、開業医レベルであれば米国と日本の臨床レベルの差は少なく、むしろ優れている面も多いと聞く。それよりも今後は他流試合をする意味でも欧米のみならず、アジアの医師や研修医にも我国の医療を開放してゆく必要があろう。

投稿者 noguchi : 2005年03月28日 13:27

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