« サクラ三題~満開~ | メイン | 緩急のすすめ »
2005年04月21日
サクラ三題~散り際~
今年の桜は暖かい日が続いたため満開の期間が大変短くあっという間に散ってしまった感が強い。日本人には昔から武士道に通じる潔さが桜の散り際に見立てられて賞賛されてきた。このことは日本人には全てを水に流すといった過去へのこだわりを棄てることにも通じている。これは外国にはない春夏秋冬の気候の変化が激しい我国においてそれについてゆき、また台風や地震といった天変地異の自然災害に立ち向かっても仕方がない、起きてしまったことを嘆くよりも雨や露をしのぎ、いかに厳しい暑さや寒さにより素早く対処し、復興するかが大切なのである。
近隣諸国のように日本が与えた戦争の被害をいつまでも忘れず、時々蒸し返しては問題視するのは一面このような気候風土から来るのかもしれない。彼らにとっては暑さ過ぎれば喉元忘れるというわけにはゆかないのであり、それに対処するには遅ればせながら我国自身で戦争責任を自らの手で裁き、統括する必要があるのではあるまいか。そのうえで憲法の見直しを行い、改訂すべきところは改訂するのが本筋ではないだろうか。
投稿者 noguchi : 2005年04月21日 09:02
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.nichiiken.com/mt3/mt-tb.cgi/69