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2005年06月17日
後継者セミナーで感じたこと その1
先般、新しい試みとして後継者問題セミナー第3回を終わって感じたことを3回に分けて記そう。
まず、一昔前の経営と違って、近年では民間の中小病院は病院の他にサテライトクリニック、老健施設、特養、ケアハウスといった経営のいわゆる水平多角化が行われている所が散見され、後継者として子息に継がせる限られた人材選択肢では大きな不安を抱えているケースが多い。
自分の代で一所懸命経営を拡大してきたのは良いのだが、後継者を育成する心の余裕や育成手法がわからず、今日まで来てしまったというのが実情である。今までのように病院という医療の頂点である技術能力だけでは今日経営に必要とされる財務、マーケティングや組織人事といった面でとても統制できるものではない。少なくとも人間性を磨き、更には介護、福祉にまで心配りができなければ患者さん達ばかりでなく、職員から離反されることは必定である。
投稿者 noguchi : 2005年06月17日 12:35
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