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2005年07月19日

緩急 節目

 一般的に大多数の人は楽しいこと、楽なこと、自分に都合の良いことが常時続いていてほしいと思うものであり、それを失いたくないと思うものである。しかし、よく考えてみると好きな甘い物ばかり食べていれば甘さに馴れて甘さを感じなくなるものであり、塩気をとって初めて甘さの度合いが認識できるものである。
 楽をずっとしていると、苦労がぐっと身にしみてつらくなるものであり、自分に都合の良いことも時の移ろいによっては逆に都合の悪いことに変化することもよくあることである。我々身体や心に於いても適度な緊張やストレスがあってこそ身心のバランスがとれて健康が維持されるものであり、経営においても常に直線的に成長するということは本当に経営を強くすることにはならない。
 成長の早い南方材が弱く、節のある竹を見るにつけ、経営においても高成長と低成長といった節目や緩急が大切ではあるまいか。

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投稿者 noguchi : 2005年07月19日 10:47

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