2005年07月28日
横綱スモウ
今場所の大相撲は予想通り朝青龍が第13回目の優勝をさらった。外国人出身で永らく一人横綱を張るのは心身共に大変なことと思うが最近の日本の力士は気力やねばりに欠ける嫌いがある。横綱とは心技体が一体であってどこから攻められてもスキのない奇手妙手でない正々堂々とした勝負ができる者である。それには常日頃より心身を鍛えるのみならず、対戦相手をも充分に研究し、且つ負けた場合にはとことんその原因を追求し二度と同じ負け方はしないものである。それ故に横綱が平幕に負けるということは滅多にあるものではなく、負けた場合は金星といわれる由縁でもある。
我国の力士はどちらかというと攻めには強いが守りには弱いという傾向がある。サッカーの国際試合もそうだし、我国の先の戦争で日清、日露戦争には勝ったものの世界大戦に負けたのは勝つことのみ考えて負けること、不利になった時の事を考えなかったツケは大きい。
投稿者 noguchi : 2005年07月28日 15:56
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