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2005年09月27日

小泉政権と経営

 郵政民営化を掲げた先の衆議院議員選挙において圧倒的多数の議席を獲得した小泉政権であるが、今日まで遅々として進まない諸々の改革に対し、業を煮やした国民がやっと立ち上がり、小泉政権にかけた期待の大きさにどこまで答えられるか、期待はずれに終われば次の選挙ではその反動で大敗するのは必定でその責任は重い。

 今日までわが国は先進諸国に学び、良いとこどりをして改革を行って来たが、我国が世界に類をみない少子高齢化に突入した今日、お手本とする国はなっくなってしまった。経営においても発展途上や業界の下位にある企業は優れた企業を真似すれば伸びて行けるが、追いついた先は独自に工夫や革新をしていかなければならない。我国も改善、改革から革新の時代を迎えたと言えよう。

 医療・介護・福祉経営は度重なる保険料による報酬は先細りする一方、自費が増える時代にどう対応するか、医療・福祉機関毎にそれぞれ革新をはかってゆかなければ発展どころか存続さえもおぼつかない時代を迎えた。

投稿者 noguchi : 08:36 | コメント (0) | トラックバック

2005年09月05日

米国医療と日本医療

今日我国の医療は米国に比べて医療技術では遜色はないと言われているが、果たしてそうであろうか。

米国では、1960年早々に弁護士のラルフネーダー氏より車の安全をきっかけとして大規模な消費者運動が起こり、ケネディが大統領に就任するや消費者宣言-消費者の守られる4つの権利が打ち出され、それ以後、医師に従順な患者から自己主張やチェックをする賢い消費者に大きく流れが変わった。

特に最近では説得から納得の医療へ、部分から全体(ホリスティック)医療へ、人の自己治癒力と免疫力重視へと様変わりしてきており、また西洋医学だけでなく相補医療や代替医療として東洋、インド、ギリシャ、欧州の伝統医療やカイロ、マッサージ、手かざしなどの新しい手技の医療、さらには自然界の有機物から抽出したサプリメントまで取り入れた医療を試行し、我国ではその取り組みが10年~20年遅れている状況にある。

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