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2005年11月25日
急性期医療とDPC その1
日医研がDPRの代表 中野氏と共催したセミナー「急性期病院の条件」が10月15・16日と11月19・20日の4日間に渡って開催され、大変好評のうちに終了した。今後、急性期病院を目指すためにはDPCの導入は不可避であり、これに焦点をあてた。
DPCは米国が20年も前に開発、普及させたDRG、PPS(疾病別定額予定払方式)を元に我国独自に開発されたもので、この3年あまりの試行を繰り返して大学病院や公的病院を中心に今日では151病院が参加している。急性期病院の入院に対するこの定額支払い方式は、一見国の医療費の削減を指向しているやに見られがちであるが、これに参加している病院はむしろこれを機会に患者さんに真に信頼される医療を目指して努力しており、大きな成果をあげつつある。
そのシステムの大きなメリットとは、患者さんにとって経済的負担を少なくし、なるべく早く社会復帰し、より良いサービスを受けられることを目指し、また医療機関においては人、物、金、情報を効率よく用いて利益を確保し、国や保険者は医療の無駄を省いて効率良く、且つ質の高いサービスを提供することにある。
投稿者 noguchi : 2005年11月25日 13:07
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