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2005年11月04日

ただ一度しかない人生だから

 今時の若い者は何を考えて、何をしでかすかわからない。すぐ切れる、自己中心主義で刹那的であるなどとよく言われる。それでは翻って大人を見ると、高老齢者は言うに及ばず中高年においてもリストラや定年退職が迫り、時代の変化のスピードについてゆけず、ただその日暮らしで生気を失っている人が多い。

 刹那的にしろ、その日暮らしにせよ将来に夢や希望がないので、未来の今ここに一所懸命になれない。言い換えれば今、ここを充実して生きていない。

先般、老病院長がガンにかかり、手術をして何とか小康状態を保っているが、今まで馬車馬のように医療に専心してきた人生からいつあの世へ行くかも知れぬ命を大切に感じて、旅行のほか好きな趣味を精一杯楽しんでおられるとのことであるが、そこまで行く前に普段から今、ここをおろそかにせず、生きたいものである。

投稿者 noguchi : 2005年11月04日 08:50

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