メールマガジン 【病院経営 存続から発展への道】 |
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《 病院経営 存続から発展への道 》
その10
2003.07.28
〜風調を憂う その1〜
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これからは患者さんから選ばれる時代
今日、医療機関数の増大、交通手段の発展による患者側の選 択肢の拡がりによる競争の激化、さらには経済の落ちこみに よる費用対効果(自費の増大、時間も費用)に対する患者側
の厳しい要求により、経営環境は激寒期に突入した。そのた めに今までの診てやる、患者は甘やかしてはいけない、何も しなくても患者はやってくるという思いあがりを改めざるを
得なくなった。
さて、“選ばれよう”には心の卑屈さが生じ、選ばれれば得 てして次には手抜きをするものである。その底には売り手側 のエゴが見え隠れする。また、選ばれようとすれば中小規模
にもかかわらず、より広範囲のお客に、また誰からも選ばれ ようとして、ついデパートのように多くの科目を標榜するこ ととなりパートドクターを増やすことにより、かえって評判
を落とす結果を招いてしまう。
今日繁栄している企業は“お客の求める価値の創造”価値の 提案を行っているところである。その根底には“何とかお役 に立ちたい、何とか喜んでもらいたい”といったエゴを超越
した利他心があり、その結果相手が選んでくれるものである。 即ち、価値の共有となる。
誰からでも選んでもらおうとする欲張りをやめ、地域のどう いう人達を診て、どう喜ばせるか、お客の絞り込みがポイン トである。
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