メールマガジン 【病院経営 存続から発展への道】
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《 病院経営 存続から発展への道 》
その22
2003.11.04

〜世代交替の時期を誤るな〜
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バブル経済がはじけて以来、経営環境が猛烈なスピードの変化に見舞われ、確かなる先が見えない時代が続く今日、変化のできなかった企業が月間1,500件を超える倒産となって現われ、中小零細企業の幹部や経営者の自殺といった悲惨な報道を連日耳にする状況である。
 
大企業のトップでさえトップが50代に若返る民間企業に対し、気力や体力を更に求められる中小企業のトップともなればもっと若返りが必要である。
 
翻って病院をみるとここ数年の厚生行政の施策で今まで良き時代に浸っていたトップからはなげき節は聞こえてもこの契機にチャレンジしようとか乗り越えようとする前向きの声は聞かれない。私が塾長として主催してきた病院経営塾の卒業生は大半が40代で理事長や院長となり、今日の困難な経営環境下に於いても立派な業績を上げ続けている。中には先代が急逝して止む無く急遽経営を引き継いだ30代〜40代の前半の理事長達はもっとダイナミックに病院経営に対して攻めの経営を行い発展している。
 
若い者達に対して不安で経営を任せられないという時代から、もう年寄りにはあぶなくて任せられない時代に変わったことを認識しなければならない。


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