メールマガジン 【病院経営 存続から発展への道】
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《 病院経営 存続から発展への道 》
その35
2004.02.23

〜マーケティング その4 業務の多角化〜
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一般的に景気の拡大局面に於いては、多くの企業が事業の 拡大発展の好機ととらえ、本業以外に多方面にわたり投資を 行う。いわゆる事業の多角化に向かう。しかし経済の好不況 は周期的に必ず起こるものであり、ひとたび景気が下降局面 に入れば、新事業の持続が困難となり、ヘタをすれば本業を も圧迫し体力を消耗してついには倒産に至ることにもなる。

平成元年から始まった世界規模でのバブル経済の崩壊では、 我国に於いて月間1500件(2002年度企業倒産数:18,928件 帝国データバンクより)を超える倒産が起こったことはま だ記憶に新しい。医療に於いても今後、前回述べた生老病死 に関わる事業に於いて本業(病気の予防、治療、ケアー)に 共通する基本的な医療技術を逸脱する技術やサービスを事業 化することは、余程体力がなければ避けるべきであろう。
人間ドックが好調だから宿泊施設を、健康・予防のために フィットネス施設を、などと自ら経営することは武家の商法 となる恐れがあり、リスクが大きい。プロはプロにまかせて 彼等と事業提携するなり共同事業として行うことが安全であ る。




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