メールマガジン 【病院経営 存続から発展への道】 |
■・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・■
《 病院経営 存続から発展への道 》
その50
2004.07.12
〜マーケティング その19 ホスピタリティというアメニティ〜
■・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・■
|
病院「ホスピタル」の語源はホテルで行き倒れた人に対し
て介護や治療を行ったことに由来すると言われるが、ホスピ
タリティとはまさにホテルで行われるおもてなしの心である。
その心のこもった人が、治療や介護の場において行うサービ
スが来院者にとってアメニティ感を生じさせる。その意味で
はファーストフード店で行われるマニュアル化された一律な
笑顔や言動とは異なり、気の病んだ人達それぞれの医療者に
対して願う要望を敏感に感じ取り、臨機応変に対応できる人
でなければならない。
初めて来院してきた人達に対してはまず、第一に受付にお
いて速やかに何を求めて来院して来たのかをしっかり把握す
る。そのためには窓口の職員は先入観を持たずに聞き出し上
手になることであり、不安から安心感、希望へと期待を持た
せる橋渡しの役割が重要である。そこでは相手を理解した上
でのやさしさやいたわりといった思いやりの心がおのずから
言葉づかいや態度、さらには身だしなみになって現れるもの
である。また、道具立てとして閉鎖的でないオープンカウン
ターでありながら、プライバシーが守られることも大切であ
る。
|
|