一人当たりの付加価値、すなわち(労働)生産性を上げるに
は収益の増大の他に売上原価、医療で言えば原材料費をいかに 下げるかも大切な要素である。それにはまず原材料の仕入れ値 段をいかに安くするか。薬で言えば同じ効能ならばジェネリッ
クを用いる。また医療材料もいかに安く仕入れるかにかかって いる。次に外注(給食、検査、寝具、メンテナンス等)の仕入
コストをいかに下げるかも大きな要素である。
ただし、外注政策において一つには自院にない優れたサービスを行う業者、アウトソーシング(外部資源)と考えるか,自院でもできるがコストがかかり過ぎたり、人材の管理が大変な
ために外注する下請と考えるかによって対策が異なる。いずれにしても外注することによって患者さんに迷惑がかかったり、 あまりにも安く買いたたいたがために品質が低下したのでは返って経営に逆効果をもたらすので注意を要する。
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