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メールマガジン【勤務医のための自己実現スキルアップ術】
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《 勤務医のための自己実現スキルアップ術》
その2
2003.10.14

〜医師として求められる礼儀〜
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この理論を医師に当てはめてみると、まず国家試験に合格して薄給(今まで無給医務局員も多かったが)の身分で修業に励む時代は 1)の段階で、食うためにバイト、当直などを行ってしのぐ。それを過ぎると稼げる身分になり結婚し子供も生まれ 2)の段階へ進む。住む家や保険で身を守る必要にせまられる。これが一応満たされると、次の段階として仲間はずれになりたくない、人から認められたいという 3)の段階に進む。仲間意識、学閥という帰属意識が生まれ、なかなか大学の医局から離れられなくなる。更には大半の医師が医学博士を取るので大して役にも立たない医学博士を取るために莫大なエネルギーと経済的負担を余儀なくされる。

そして更に4)の段階に至っては医師として地位が上がり,中には教授とかの大きな権限を獲得して、他のコメディカルや医局に君臨し、権力をカサに着て自我をむきだしにふるまう人も出てくる。

そして一応の自我が満たされると最後に本来の自分に目覚め、自我をなくし病む人達のために命を懸ける素晴らしい人格者として認められる領域に到達する医師が輩出する。

このようにいろいろな欲を満たしながら階段を上ってゆくのではあるが、体と心を病む者にとって、少なくとも医師という絶対権力を悪用した拝金亡者や権力亡者だけは許してはならない。命懸けの患者に対して大変失礼なことである。




 

 

 


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