メールマガジン【勤務医のための自己実現スキルアップ術】 |
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《 勤務医のための自己実現スキルアップ術》
その13
2003.01.16
〜何を提供するのか その1〜
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前講では何を提供するか以前に、「誰」を対象にするのか
を明確にすることが先決であることを述べた。医療を学ぶ者
に於いて、臨床家、学者研究者、それ以外の医療関連産業 など医師それぞれに目指す分野は異なる。中でも直接人に働 きかける医療人に於いては、健康 来病 予防 治療 ケアな
ど人が生まれてから死ぬまでのあらゆる過程で関与でき、イ
ニシアティブをとれる立場である。それぞれの立場に於いて
何を提供するのか、経営的にみれば求められる商品は何か となる。ここでは治療を展開する病院を中心とする医療施設 について述べよう。
来院する患者さんに対して医療機関は救急から末期まで様
々な症状に対して適切に対応することが求められており、何
はさておき、まずは“安心感”の提供である。開いてて良か
った。助かった。もう心配ないと思わせることが求められる。
医師としてありったけの能力を駆使して対処する。もし自分
の手に余るならば責任をもって他院を紹介するなど最善の努
力が払わなければならない。安心できる病院とはいつでもど
こでも分けへだてなく受けてくれることが必要条件である。
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