一度顧客になってくれたからといって安心してはいけない。釣った魚にエサはやらないなどとうそぶいていては顧客は浮気をする。顧客をもっと強い顧客にするためには治癒後も予防や健康といった面で気に懸け、一生の付き合いのつもりで顧客に接しなければならない。
このように患者さんが顧客になり、クチコミとなって患者さんが患者さんを呼ぶというのが基本ではあるが、更により多くの患者さんをつかむには広報活動が必要となる。医学博士や学術論文は医者仲間では通用しても患者さん達にはあまり通用しない。患者さんは常により高い満足を求めて浮気すると思わなければならない。そのためには病院を通じて自分の方から自身の信じる有用な鮮度の高い情報を常に患者さんや地域社会に発信する。たとえばホームページの活用、病院の院外報や地域のミニコミ誌への投稿、さらには書籍の出版(自費出版を含む)といけば最高である。
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