組織に所属する勤務医として是非とも認識しておきたいこと
は組織を構成する要因たる人材には3:4:3の原則がある。
すなわち上の3割の人はリーダーとして仕事を自ら積極的に作り
自分だけでなくより多くの人にも仕事をさせる人である。また、
次の4割の人は与えられた仕事をこなせる人であり、残りの3割
の人達は仕事をさせられる、いわば消極的な人達である。これ
はどのような組織であろうと仕事がうまくゆくには皆が上の3割
というわけにはゆかず、下の4割、3割がいて初めて仕事がこな
されるものである。
大学の医局などでは年功序列、教育する側、される側として医師
の3:4:3は否応なく決められるが、民間病院で臨床医として勤務する場合は少なくとも4割の部類に属することが求められるができれば医局を指導できる3割の積極的なリーダーにならなければ良い評価は得られない。
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