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医師は医療に従事する者達の頂点に立ち、医療技術に対するあらゆる権限を与えられ行使すべき立場にある。それ故にまた最終責任も負わされる。その道のプロであればある程まわりから尊敬されるが基本となる医療技術が低ければ相手にされないどころか非難を受ける。米国では医師同士や同僚と看護士に嫌われたら医師は生きてゆけないと言われるほど厳しく、わが国でもお互いをかばい合うといった悪しき習慣は今後なくなってゆくであろう。
先にも述べたが仲間として受け入れられ協力をしてもらえるためには技術だけでなく、コミュニケーション能力が必要なことを述べたが、さらに自らがチーム医療を積極的に行うためにはリーダーシップ能力が不可欠なことは言うまでもない。良きリーダーとは知力・気力・体力がチームの誰よりも優り、大事な場面で率先垂範ができる人である。そして何よりもまして大切なことは自分の利益の前に部下のため、チームのために考える人であり、自己犠牲のできる人である。
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