メールマガジン【勤務医のための自己実現スキルアップ術】

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《 勤務医のための自己実現スキルアップ術》
その61
2005.4.14

〜医療マネジメント能力 その7 試算表〜

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  決算書が作られる過程においては(合計残高)試算表が作ら
 れる。本来B/SもP/Lも別々のものではなく、一体として試算表
 で表され、そこから決算書の様式に従ってB/S、P/Lを分けて表
 示されたものである。決算表は取引を仕訳することにより記帳
 される。 例えば以下の取引を仕訳する。
 
1. 元入金(資本金)3000万円で病院を開設した。当座預金に入れた。
 
2. 自己資金2000万円、銀行より借入金2億円で施設を購入した。
 
3. 運転資金として1億円を銀行より借入れ、当座に2000万円預入れた。
 
4. 医薬品、材料を17,000万円仕入れて、掛とした。

5. 当期売上5億円をあげ、2億円を現金、残り3億円が掛となった。
 
6. 売掛金のうち、2.2億円が当座に入金し、8000万円を現金化した。
 
7. 買掛金のうち、12000万円を小切手にて支払った。

8. 備品を200万円現金にて購入した。

9. 人件費2.2億円を支払った。

10. 減価償却は800万円であった。

11. 当期使われた医薬品材料は15000万円であった。

12. 借入金3000万円を銀行に返済した。

13. その他経費12000万円を支払った。
 
 【左(借方)資産の部】  【右(貸方)負債、資本の部】
  1. 現金     3000      資本金    3000   
  2. 建物設備  22000     現金    2000
                   借入金  20000
  3. 当座     2000      借入金  10000
   現金     8000     
  4. 医薬品材料 17000    買掛金  17000
  5. 売掛金   30000     売上   50000
   現金    20000
  6. 現金     8000     売掛金  22000
   当座    14000
  7. 買掛金   12000     当座    12000
  8. 備品     200      現金     200
  9. 人件費   22000     現金    22000
  10. 減価償却費  800    建物     800
  11. 医療原価  15000    医薬品材料15000
  12. 借入金    3000    当座    3000
  13. その他経費 12000   現金  12000
 
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   →整理すると  現金     2800    借入金 27000
             当座     1000    買掛金  5000
              売掛金    8000 
              医薬品材料  2000  資本金  3000
              建物    21200
             備品     200
             医療原価  15000
             人件費   22000      売上 50000
            その他経費 12000
             減価償却費  800 
           ―――――――――――――――――――
 
                  計  85000         85000

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