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メールマガジン【医師のための禅】
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《 医師のための禅 》
その2
2003.11.06

〜何で不要か〜
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医師にとって不安の多くは自身の将来への漠然とした不安(医療制度や所得、地位、健康、家族)や過去の失敗、更にはいざとなったの決断と迷い、他人と比べての劣等感や優越感、職場や周囲の人達との対人関係など生きてゆくあらゆる場面に於いて自分の願いや思い通りにいかないのではないかといったことに端を発している。
 
又、願いや思い通りにいったとしても次に必ずうまく行くだろうかとすぐに思い悩む。この事は多かれ少なかれ誰にでも生じるもので禅ではこれを迷といい、それに対していつでもどのような状況に於いても自身にとってこれ以上やりようがなかったと納得や満足が得られる状況を悟りと言っている。
その心理状況を図にすれば
 

迷いとは今ここの一点なる自分が未来や過去、あちらこちらの時間空間の四次元(人間が認識できる範囲)に於いて、心の矢印が外向きになっている状況であり、悟りとは周囲の状況に惑わされず否応なく今ここの心が未来、過去、あちらこちらによってバックアップされて、それに迷うことなく受け入れられている状況である。脚下照顧はまさしくそれを示している言葉である。


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