会社概要
書籍紹介
メールマガジン
link集
メールマガジン【医師のための禅】
▼・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・▼
《 医師のための禅 》
その3
2003.11.12

〜迷いの行動と悟りの行〜
▲・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・▲
悟りとは自分が対峙する対象と一体となることであり、悟り の行動とは自分の身に何か難題がふりかかってきたまさにそ の時(今、ここの瞬間)自分にとってそれ以上にやりようが なかったと後で後悔することなく納得できる完全行動のこと である。道元禅師はそれを万法に記せられ(あらゆる時もま わりの状況も今ここの自分に味方をする)全機現すると言っ ている。

医師の多くは受験戦争で難関を突破する過程でややもすると 知識を詰め込み物事を頭で考え、常に対象を比較する相対的 思考に馴らされ、心で感じ創意工夫する感性が置き去りにさ れてきた嫌いがある。一体の概念は相対的な理性からは生じ ない。一体感とは 心に響く感性から生まれるものであり、更にそこから感動が 生じ、強烈な行動となって結実する。理性は得てして考える 人を作り、一歩行動が遅れたり行動することを鈍らせること が多い。


戻る