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メールマガジン【医師のための禅】
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《 医師のための禅 》
その17
2004.03.25

〜待ち時間の短縮 その2 再来患者に対して〜
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病院につらい思いをしてせっかく来院してくれた患者さん、 或いは忙しい合間を縫って駈け込んだ患者さんに対して、長 時間待たせた上で医師に診てもらう時間がわずか2〜5分と いうことはどこでも行われており、止むを得ぬというのでは 能がない。同じ時間でも中身が濃いことが患者満足であり、 更にはもっと時間が縮められるということはより多くの患者 さんを診てあげられることにつながる。

密度の向上、時間の短縮とは相対する患者さんだけに集中 する一点集中である。それにはカルテを書き終わってから前 の患者さんのイメージを禅の深い呼吸法を用い、吐く息に乗 せて吐き棄てる。これを3呼吸もすれば頭は空っぽになる。 そしてドアまで行ってドクター自ら開け、“お待たせしまし た”と言って招じ入れる。息を吐き切るということは「身心 を挙して色を見取し、身心を挙して声を聴取するに・・・・ 一方を証する時は一方は暗し」である。

自己をゼロにして一点集中すれば自分が患者と一体となり、 患者がかかえる問題と一つになれる。又患者もドクターに安 心して自分を話しさらけ出し、問題解決の答えも自ずから出 てくるということになる。


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