これは独坐大雄峰の公案である。禅の修行には作務が大切で僧
堂において日常生活をしてゆく上での料理や掃除、農作業など
修行者がそれぞれに務めを探し出してその務めを果たす隠徳行
である。百丈懐海は弟子達に率先して80歳になっても毎日の作
務を行っていた。ある時、弟子達は老体を心配して、鋤や鍬を
隠して百丈が畑仕事をできないようにしたところ、百丈はやむ
なく作務を休んだが、その間3日間坐したまま食事をとろうとし
なかった。そのわけを弟子が尋ねた時に発した言葉である。
坐禅は仕事の合間に行うもので働くことは坐禅することと同じ
でそれになり切る功夫の業である。一旦、自分が決めたことは
必ずやり遂げることが成功の秘訣であり、一度約束したことは
たとえ、子供相手であっても必ず守ることが信頼の証である。
朝、平気で遅刻して患者さんを待たせるドクター。時間が来た
ら待ち続けた患者さんを置いてさっさと帰ってしまう女医さん、
このような心もとない医師達が病院の評価を悪くする。
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