人は誰でも生きている(息をしているのではなく生き生きと生きる)間は仕事
に従事している。何のために生きるという命題は有史以来、人類の永遠の
テーマとして動植物と違い、意識や思考をもって追及して来た。倫理、道徳
哲学、科学、宗教がそこに深く関ってきた。しかし、好むと好まざるに係ら
ず“生きるため”に仕事をする。仕事とは事に仕える。それでは“事”とは何
であろうか。我々は一般的に生まれて小学校中学校までに自ら強い意志で
自分の仕事を明確に決定するというよりもむしろ先生や家族など身近な人
に薦められ最終学歴を経て職を選ぶことになる。そして学習したことを社会
に出てから更に職場で習い、深め、その結果ようやく生活してゆく社会に於
いて役割が明確になり、やがてはあるキッカケにより使命感を持つようにな
る。要は自分を精一杯生かしてもらえる即ち社会により多く役立ち、心から
貢献したいという“事に仕える”意欲が湧いてくる。そのキッカケが転職と考
えれば有利・不利な転職は自ずからみえてくる。
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