近年我国の医療機関に対する国民の不信は年々増大し、マスコミはその風潮に同調して更にはやしたてる。四大新聞では毎日医療に関する記事が必ず載っておりその関心の高さは普通ではない。さて、そのような状況下通常求職者にとって客観的な評価として参考となるのは以下の3つが挙げられる。
1.病院機能評価
財団法人日本医療評価機構による機能評価で次の6つの項目(精神科療養型病床はそれぞれ1つ追加)に対して医療機関にサーベイヤーとして医師やコメディカル、更には経営コンサルタントが出向いて聞き取り調査や施設調査を行うもので、審査領域は
(1)病院組織の運営と地域における役割
(2)患者の権利と安全の確保
(3)療養環境と患者サービス
(4)診療の質の確保
(5)看護の適切な提供
(6)病院運営管理の合理性
となっており、いわゆる形が整っていれば可とする構造評価となっている。審査結果は各領域の評価が3以上であれば合格とされ、5年間有効で6年目に再審査がなされる。現在約9,000の病院のうち約1,000ヶ所が取得しており、取得率は高まりつつある。
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