大分以前に日経文庫で「企業の生存」が出版され、その中で我国の企業は概ね30年でそのうちの10%しか生き残っていないという統計が記されていたが、企業も生き物であり、同様に生老病死が当てはまり、そのライフサイクルからは免れることができない。
人間の生命は健康に気を遣い病気は早期発見、早期治療を行い、長生きをして子孫を作ることによって存続する。企業においても創立後、成長に努力を払い、経営の危険や危機を早めにチェックし、時には手術といったリストラを行いながら、二代目三代目の社長に継承してゆく。
商品や製品においてもニーズが変わり、流行が変わり、もっと優れた製品が現れて古い商品は淘汰される製品のライフサイクルがある。常に生き生きと発展してゆくためには人間にとっても企業にとっても発展のための先行投資が必要となる。この先行投資を賄うのがお金や利益であり、例えて言えばかの重い飛行機が空を飛び続けるためのガソリンに相当するものである。
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