メールマガジン【勤務医のための自己実現スキルアップ術】

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《 病院経営 存続から発展への道 》
その66
2004.12.22

〜利益はどのように配分されるべきか〜
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 先に記したように利益の概念は売上純利益から営業利益、計上利益、税引前当期利益まであるが、利益の配分(処分)は税引前が対象となる。良い企業と世間から評価を受ける企業は沢山利益を上げた上で、まず、第一に税金(法人税)を正しく払うことであり、これが社会貢献である。第二に自社を支持してくれた消費者に対する利益還元である。換言すれば、さらなるお役に立つ製品やサービスの開発に対する先行投資である。

具体的には技術開発や設備投資、新しい人材の投入や研究投資などである。第三に利益作りに貢献した従業員達に対するボーナスや昇給といった報酬への還元である。第四にリーダーたる経営陣やトップへの賞与であり、第五に自社を支援してくれた株主への配当という還元である。医業においてはこの配当は禁止されており、次なる投資や資本の蓄積に回される。悪い企業の典型はこの配分が全く逆になっており、早晩淘汰される企業である。



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