今日民間病院の収支状況は売上収益の伸び悩みや減少に加えて経費は人件費をはじめとして削減をするものの赤字傾向が増え、国が企画する病床の大巾削減に沿っていよいよ勝ち組みと負け組みの色分けが鮮明になりつつある。それにもかかわらず、かなりの病院においては未だに家業的経営から脱皮できず、親族や一族に対して意味のない報酬が支給され続けているのが散見される。
サービス業としての医療経営における最大の費用は人件費であり、そこの適正化においてはまず、率先してトップや経営陣から正しい評価や査定がなされなければならない。経営に実際に関与していない親族や理事に対する報酬の大巾削減は勿論のこと、決算書も読めない(理解できない)理事は経営執行役員としての経営陣からはずすか、または理事報酬を厳しく査定、評価されなければならない。決算書とは貸借対照表(B/S)と損益計算書(P/L)が読めなければならない。
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