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《 病院経営 存続から発展への道 》
その76
2005.3.15

〜 誰にでもわかる決算書〜その8 仕訳3
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 前回に引き続き、新たな3ヶ月間の取引仕訳を行う。

1 資本金3000万円で開業し、そのうち2500万円を
当座預金とした。
2 銀行より1億円を借り入れ店舗を建てた。
3 商品1000万円を仕入掛とした。
4 備品100万円を掛で購入した。
5 商品300万円を1000万円に売上げ、200万円を
現金、残りを掛とした。
6 商品800万円を仕入れ、うち100万円現金支払い、
残りを掛とした。
7 商品900万円を2800万円を売上げ現金1000万円、
残りは掛とした。
8 運転資金として銀行より1000万円借入れた。
9 職員給与として600万円支払った。
10 地代として3ヵ月分300万円を支払った。
11 売掛金のうち1700万円が当座へ入金した。
12 買掛金のうち1100万円を小切手で支払った。
13 銀行借入れのうち550万円を返済した。
14 光熱費他経費として300万円現金で支払った。
15 借入利息を60万円当座より引落した。

 【左(借方)資産の部】 【右(貸方)負債、資本の部】
1 当座預金  2500    資本金   3000
   現金    500
2 建物   10000      借入金  10000
3 商品    1000      買掛金   1000
4 備品    100       買掛金    100
5 現金    200      商品     300
  売掛金   800      利益     700
6 商品    800      現金     100
  買掛金    700
7 現金    1000       商品     900  
  売掛金   1800       利益    1900 
8 現金    1000       借入金  1000
9 利益(経費)600      現金    600
10 地代家賃  300      現金    300
11 当座    1700      売掛金  1700
12 買掛金   1100      当座    1100 
13 借入金   550       現金     550
14 利益(経費)300       現金    300
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→ 現金   850  資本金  3000  
  当座.. .3100  借入金 10450  
.   売掛金 900  利益    1700
. . . 商品  600. . . 買掛金   700
  備品  100
  .建物  10000
  .地代家賃 300
  ――――――――――――――――
  計  15850 ........................... 15850
 
 1. 当座預金とは大きな金額を支払う又は受取る際、現金では
  危険であり、運ぶのにも大変なため設ける預金口座。いつ
  でも引出せる小切手での支払いや支払手形の決算において
    その時点で当座にそれ以上の現金が積まれていないと倒産
    となる。
 2. 店舗という建物が懐に入ったと考える。
 4.  備品とは家具・什器類
 5,9,14 利益を増やすものは右、減らすものは左に書く。
  
  ここで3ヶ月間の決算、即ち試算表を作るのであるが、
  次に損益計算の概念を盛り込むために損益計算書について解
  説をする。



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