前回に引き続き、新たな3ヶ月間の取引仕訳を行う。
1 資本金3000万円で開業し、そのうち2500万円を
当座預金とした。
2 銀行より1億円を借り入れ店舗を建てた。
3 商品1000万円を仕入掛とした。
4 備品100万円を掛で購入した。
5 商品300万円を1000万円に売上げ、200万円を
現金、残りを掛とした。
6 商品800万円を仕入れ、うち100万円現金支払い、
残りを掛とした。
7 商品900万円を2800万円を売上げ現金1000万円、
残りは掛とした。
8 運転資金として銀行より1000万円借入れた。
9 職員給与として600万円支払った。
10 地代として3ヵ月分300万円を支払った。
11 売掛金のうち1700万円が当座へ入金した。
12 買掛金のうち1100万円を小切手で支払った。
13 銀行借入れのうち550万円を返済した。
14 光熱費他経費として300万円現金で支払った。
15 借入利息を60万円当座より引落した。
【左(借方)資産の部】 【右(貸方)負債、資本の部】
1 当座預金 2500 資本金 3000
現金 500
2 建物 10000 借入金 10000
3 商品 1000 買掛金 1000
4 備品 100 買掛金 100
5 現金 200 商品 300
売掛金 800 利益 700
6 商品 800 現金 100
買掛金 700
7 現金 1000 商品 900
売掛金
1800 利益 1900
8 現金 1000 借入金 1000
9 利益(経費)600 現金 600
10 地代家賃 300 現金 300
11 当座 1700 売掛金 1700
12 買掛金 1100 当座 1100
13 借入金 550 現金 550
14 利益(経費)300 現金 300
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→ 現金 850 資本金 3000
当座.. .3100 借入金 10450
. 売掛金 900 利益 1700
. . . 商品 600. . . 買掛金 700
備品 100
.建物 10000
.地代家賃 300
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計 15850 ........................... 15850
1. 当座預金とは大きな金額を支払う又は受取る際、現金では
危険であり、運ぶのにも大変なため設ける預金口座。いつ
でも引出せる小切手での支払いや支払手形の決算において
その時点で当座にそれ以上の現金が積まれていないと倒産
となる。
2. 店舗という建物が懐に入ったと考える。
4. 備品とは家具・什器類
5,9,14 利益を増やすものは右、減らすものは左に書く。
ここで3ヶ月間の決算、即ち試算表を作るのであるが、
次に損益計算の概念を盛り込むために損益計算書について解
説をする。
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