前々回の仕訳につき、試算表をつくる。
【左(借方)資産の部】 【右(貸方)負債、資本の部】
1 当座預金 2500 資本金 3000
現金 500
2 建物 10000 借入金 10000
3 (商品)[仕入] 1000 買掛金 1000
4 備品 100 買掛金 100
5 現金 200 *商品 [売上] 300
売掛金 800 *利益 700
6 (商品)[仕入] 800 現金 100
買掛金 700
7 現金 1000 *商品 [売上] 900
売掛金 1800 *利益 1900
8 現金 1000 借入金 1000
9 利益 [経費] 600 現金 600
10 地代家賃 300 現金 300
11 当座 1700 売掛金 1700
12 買掛金 1100 当座 1100
13 借入金 550 現金 550
14 利益(経費) 300 現金 300
――――――――――――――――――――――――
上表の右にある商品・利益において商品とは医薬品、材料の
他にコメディカルの技術料も入るためにこの名称は不都合で
ある。*商品・利益を売上という行為に変える。同様に左にあ
る商品は仕入という行為に変える。又、経費を利益としたが、
商品・利益が売上に変わるため、これも経費という行為に
変える。
→ 現金 1150 借入金 10450
当座 3100 買掛金 700
売掛金 900
備品 100
建物 10000 資本金 3000
仕入 1800 売上 3800
経費 600
地代家賃 300
――――――――――――――――――――
17950 17950
上表の試算表に対して3ヶ月締めで修正して精算表を作る。
(1)月末の在庫は300万円であったとすれば、売上原価
は次のようになる。
月初在庫 3ヶ月間仕入
|――0――|――――1800―――――|
↓
売上原価 月末在庫
|―――――――――――|―300――|
売上原価(3ヶ月に使った材料)=1800-300=1500
(2)建物減価償却は60万円であった。
|―――60―――|―――60―――|
【精算表】 【貸借対照表(B/S)】
――――――――――――― ―――――――――――――――
現金 1150 借入金 10450 現金 1150 借入金 10450
当座 3100 買掛金 700 当座 3100 買掛金 700
在庫 300 在庫 300
売掛金 900 売掛金 900
備品 100 備品 100
建物 9940 資本金 3000 建物 9940 資本金 3000
売上原価 1500 売上高 3800 利益 340
経費 600 → ―――――――――――――――
地代家賃 300 15490 15490
減価償却 60
――――――――――――――― 【貸借対照表(B/S)】
17950 17950 ―――――――――――――――
売上原価 1500 売上高 3800
経 費 600
地代家賃 300
減価償却 60
利益 340
―――――――――――――――
3800 3800
決算書とは精算表からB/SとP/Lに分けて表されたもの
であり、そのことにより利益はB/Sでは右にP/Lでは 左に出てくる。
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